人も自然もいきいき! 丹沢大山の自然環境の保全と再生を推進する 丹沢大山自然再生委員会
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> 13.2035年のヨコハマと神奈川へタイムワープです!!
丹沢ジャーナル
横浜エフエム放送株式会社「STATION BREAK」vol.8(WINTER 2010-2011)掲載
25years Before/After
2035年のヨコハマと神奈川へタイムワープです!!
<解説>
横浜エフエム株式会社(以下、FMヨコハマ)
のフリーペーパ「STATION BREAK」vol.8(WINTER 2010-2011)に、丹沢大山の自然に関する特集記事が掲載されました。
丹沢大山自然再生委員会の委員として丹沢大山の自然再生にご協力いただいている
FMヨコハマ
ですが、平成22年12月で開局25周年をむかえました。
そこで、この「25」という数字と関連付けて、「緑」をテーマに「丹沢大山」の現状や25年後の姿について、わかりやすくまとめたものです。
丹沢では様々な団体が活発に活動しています。これからも、自然再生に関わる団体がお互いに助け合い、連携して丹沢の自然を守っていきたいと思います。
(前略)さて、2035年の横浜、神奈川、そして皆さんは、いったいどんなふうに変わっているのでしょう?
○未来ヨコハマ大計画(中略)
○そして海浜地域でも新展開(中略)
○世界三大美港に名を連ねているかも(中略)
●えっ、丹沢大山が危機状態!?
さて、都心部・ヨコハマのさまざまな改革を聞かせていただきました。では、神奈川県の緑はこれからどうなって行くのでしょう?今度は神奈川県環境農政局の方に質問をぶつけてみました。
なんと神奈川県は、県土の23〜24%が自然公園という、緑に恵まれた県なのです。箱根や真鶴や湯河原も自然公園であることを、みなさんはご存知だったでしょうか。
その中でも随一の広大な緑地を保持するのが「丹沢大山国定公園」。毎年、年間約30万人の方が自然と親しみに訪れています。ですが、環境農政局ではいち早く、「緑地の危機」を察知していました。調査によると、現在の丹沢大山は、大気汚染やシカが増えて草を過剰に摂食した結果の土壌乾燥、ブナの葉を食べる害虫の大発生など、ブナ林の枯死が進み、このままでは山の生態系までも狂いが生じると推察されています。つい写真を撮りたくなってしまうシカも増加の一途を辿り、昨年の調査では4000〜4900頭生息していると考えられ、規制の必要を余儀なくされているのです。シカの食べない草ばかりが残ると生物多様性のバランスが崩れたり、雨が降ると土壌が流れてとても危険です。また、渓流の生態系も保全が必要と言われていますが、水の中という特殊な環境は手を入れるのが難しく、これからの課題になるようです。
では、緑を残すために私たちに出来ることって、どんなことなんでしょう。
緑の保全に一番大切なのは「保護と利用のバランス」を合わせていくこと。今ある自然を体感するだけでなく、これから先も長く味わうことが出来るよう、山を守っていこうと思うことがまず大切です。
その点では、近年盛んに行われているトレイルレースでの山の利用についても、検討が必要とされています。
国定公園は国によって定められた地域ですので、25年後も緑地面積自体は変わらないと思いますが、「いかに質のよい緑を保てるか」は、私たちの利用の仕方で変わります。
将来も今と同じように緑広がる風景が見られるよう、保全に協力しながら自然を楽しみたいですね。
神奈川では丹沢大山の自然保護のため、2006年に学識者や企業・団体など多様な主体からなる「丹沢大山自然再生委員会」が設立され、未来のために出来る活動を実施中なんです(植樹イベントなど、HPで参加者を募集しています。http://www.tanzawasaisei.jp/)。
○ヨコハマは環境CITYのお手本に!!(後略)
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