人も自然もいきいき! 丹沢大山の自然環境の保全と再生を推進する 丹沢大山自然再生委員会
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私たちのくらしと丹沢
私たちのくらしと丹沢 第1部 4.丹沢には4つの顔がある
丹沢の4つの顔
丹沢は標高や地形により、大きく分けて4つの特徴をもった風景があり、4つの顔をもっているといえます。
1.奥山
標高の高い所にはブナ林など、人の手があまり加わっていない自然の森林があります。
2.人が育てる森林
やや標高の低い所は、木材などをつくるための人が育てる森林があります。
3.里山
山のふもとには、人々の生活に利用されている森林や農地があります。
4.渓流
奥山から里山までをつないでいるたくさんの谷川の流れを、ここでは「渓流」と呼びます。
森林をのぞいてみよう
健全な森林では空間を分け合って、さまざまな植物が生えています。上には強い光を好む高い木が育ち、下には弱い光でも育つことができる低い木や下草が生え、まるで地下室のある4階建てくらいのビルのようです。
森林の土の中をのぞいてみよう
森林の土の中には、たくさんの生きものがいます。落ち葉や動物のフンや死体は、キノコ(菌類)やバクテリア(細菌)、土の中の生きものによって分解され土になります。
多くの土の中の動物たちが、落ち葉などを食べたり、穴を掘ったりすることで、土の中にすき間がたくさんでき、空気をふくんだフカフカのスポンジのような土ができあがります。
森林に異変が!!
丹沢山地には、下草にスズタケというササがたくさん生えていましたが、現在では、シカが食べてしまったことなどが原因で多くの場所でスズタケが減ってしまいました。逆に、ブナの立ち枯れが目立つ塔ノ岳ー丹沢山ー蛭ヶ岳ー檜洞丸付近の森林では、シカが食べないオオバケイソウ、マルバダケブキ、アセビなどの草や木が増えています。
スズタケが減ったことで、森林の土が雨で流されたり、乾いてしまいキノコや土の中の生きものの数や種類に変化が起きていることがわかりました 。
[総合調査でわかった丹沢のピンチ]
3.水源の森林
5.奥山