シカはもともとは山のふもとや平野に生きていた動物ですが、農地や住宅地の開発により平野部から追われ、奥山まですみかを拡げてしまいました。
そのため、奥山の下草の様子には大きな変化がでました。シカが食べられる植物は姿を消し、シカが食べない植物ばかりが増えています。
もともと生きていた植物が減ると、その植物をエサやすみかにしていた動物がいなくなるなど次々に大きな問題が起こってきます。このように、シカが奥山にすむようになり、奥山の自然に大きな異変が生じています。 |
食べることのできないオオバイケイソウなどに囲まれてうずくまっている子ジカ。(写真提供:青木淳一氏) |