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私たちのくらしと丹沢

私たちのくらしと丹沢 第2部 7.里山のピンチ

 林業や農業がふるわなくなるとともに、便利なくらしになれてしまうと、里山の人たちのくらしも、自然との関わりあいが少なくなってきました。
その結果、手入れ不足の森林や農地が多くなり、昔の風景が失われたり、生きものの種類や数が減ってきました。まつりや生業もあとを受け継ぐ人が少なくなり、地域の活気やまとまりもうすれてきているようです。
さらに、野生動物による農業などへの被害もくい止められなくなってきています。
自分たちの手で自然の恵みを活用していたころ
自分たちの手で自然の恵みを活用していたころ
サルによる農作物の被害
サルによる農作物の被害

鳥獣被害調査のようす
鳥獣被害調査のようす
里山のくらしを守るために
 里山の自然環境とくらしを守るためには、里山の人も都会の人も里山の大切さと魅力に気づくことがまず必要です。
そのためには、動物の被害を防ぎながら自然と上手につき合っていく方法や里山の生業とその生産物についてもっと知ってもらうことが大切です。
さらに農業体験や炭づくり、ソバうちなど、その地域の文化を体験することで、都会と里山の交流を進めていくことも大切です。
炭焼き体験のようす
炭焼き体験のようす
写真提供:秦野市環境産業部森林づくり課

  


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