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活動報告 令和5年度

「ワールドフェスタ・ヨコハマ 2023」にブース出展しました!
令和5年10月7日(土)・8日(日)の2日間、山下公園で開催された「ワールドフェスタ・ヨコハマ2023」にブースを出展しました。
本イベントは、委員会にご参画いただいているウエインズグループが特別協賛するイベントであり、同グループのご厚意により、委員会では例年ブース出展し、普及啓発を行っています。
ウエインズグループのホームページ
「ワールドフェスタ・ヨコハマ」のホームページ

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今年のワールドフェスタは、歩行者天国や花火大会と連携されイベント全体の規模も大きくなり、当委員会ブースにも例年以上に多くの人が見に来てくださいました。
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思わず足を止めて見てしまう人気者のシカ
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オスはこんなに重い角が生えているの!?
再生委員会ブースおなじみの、丹沢にすむ動物たちのはく製展示を行いました。ブース前に堂々と立つニホンジカ(メス)はインパクトがあり、お客さんに囲まれて大人気でした。
加えて今回はシカの角も展示しました。初めて触ったという方や、角は1年ごとに生え変わると知って驚かれる方が多くいました。見るだけでなく手に取ってみることで丹沢の動物をより身近に感じてもらうことができたと思います。
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私たちの取組について真剣に聞いてくださいました
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クマの毛皮や頭骨、対策グッズの展示
ブースの中では、パネルをご覧いただきながら自然再生の取組や委員会の活動についてご説明しました。丹沢の自然を守る活動の一部には、神奈川県の水源環境保全税が使われています。
また、ツキノワグマの毛皮やクマ避けの対策グッズなどの展示で、クマに関する知識を少しでも深めてもらえたかと思います。
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丹沢のブナ林を背景に迫力ある写真を撮影できます
そのほか、はく製との撮影コーナー、登山服や携帯式の調理器具などの登山グッズ展示も行いました。撮影コーナーでは、横浜では見ることができないツキノワグマやニホンカモシカと一緒に、たくさんのお客さんが記念撮影をしていました。
来場された方からは、ブースを見て丹沢に行ってみたくなったという嬉しいお言葉もありました。これを機にぜひ丹沢へ足を運んで、豊かな自然を満喫してみてはいかがでしょうか。
今後も神奈川の自然、丹沢の現状や取組を皆様に知っていただけるよう、委員会として広く発信していきたいと思います。
ブースにお越しくださった皆様、多くのご支援をいただいたウエインズグループの皆様、出展にご協力いただいた会員の皆様、ありがとうございました。

【発信】丹沢大山自然再生委員会事務局
ウエインズグループからの寄付に対する感謝状の贈呈を行いました
丹沢大山自然再生委員会へご寄付をいただいたウエインズグループに、令和5年9月15日、委員会より感謝状を贈呈いたしました。
ウエインズグループは自然再生委員会が設立した平成18年から参画されています。例年秋には、同グループが特別協賛するイベント「ワールドフェスタ・ヨコハマ」に委員会のブースを出展させていただくなど、多大なるご支援を頂いています。
委員会へのご寄付は今回で16回目となり、これまでの合計は2,000万円超に上ります。多大なるご支援に対して改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

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【発信】丹沢大山自然再生委員会事務局
森の学校・夏の教室
活動報告写真 日時/令和5年8月14日(月)〜16日(水)
場所/丹沢山札掛
主催/NPO法人 丹沢自然保護協会
後援/丹沢大山自然再生委員会
協力/公益財団法人神奈川県公園協会、札掛森の家
上記活動報告は「2023夏の教室 活動報告」をご覧下さい。
県民参加の森林づくり7/15
活動報告写真 日時/令和5年7月15日(土)
場所/山北町都夫良野(共和財産区有林)
主催/公益財団法人かながわトラストみどり財団
共催/山北町
協力/神奈川柑橘果工株式会社
後援/丹沢大山自然再生委員会
指導者/NPO法人かながわ森林 インストラクターの会
上記活動報告はこちらをご覧下さい。
令和5年度 神奈川県高等学校夏山情報交換会
活動報告写真 令和5年7月14日(金)、藤沢翔陵高校で行われた神奈川県高等学校夏山情報交換会にて、丹沢大山に係る自然再生の取り組みについてレクチャーを行いました。
〔 内 容 〕
県内高校の登山部活動の生徒及び教員が参加して例年開催される夏山情報交換会の中で、 丹沢大山の自然再生活動について、これまで新人登山大会で行われたレンジャー(巡視)体験の経緯やヤマビル、マダニ、クマなどへの対処方法、また登山道補修、環境配慮型山岳トイレなど丹沢大山の自然再生に関係する取り組みについてのお話をしました。
【発信】丹沢大山自然再生委員会事務局
県民参加の森林づくり6/17
活動報告写真 日時/令和5年6月17日(土)
場所/秦野市菩提(秦野市表丹沢野外活動センター)
主催/公益財団法人かながわトラストみどり財団
後援/丹沢大山自然再生委員会
指導者/NPO法人かながわ森林 インストラクターの会
上記活動報告はこちらをご覧下さい。
県民参加の森林づくり6/4
活動報告写真 日時/令和5年6月4日(日)
場所/小田原市小竹(住宅供給公社有林)
主催/公益財団法人かながわトラストみどり財団
後援/丹沢大山自然再生委員会
指導者/NPO法人かながわ森林 インストラクターの会
上記活動報告はこちらをご覧下さい。
第44回2023丹沢クリーンハイク報告
活動報告写真 日時/令和5年5月28日(日)
場所/丹沢山地
主催/神奈川県勤労者山岳連盟
後援/丹沢大山自然再生委員会
上記活動報告はこちらをご覧下さい。
県民参加の森林づくり5/28
活動報告写真 日時/令和5年5月28日(日)
場所/山北町山北(河村城址歴史公園)
主催/公益財団法人かながわトラストみどり財団
後援/丹沢大山自然再生委員会
指導者/NPO法人かながわ森林 インストラクターの会
上記活動報告はこちらをご覧下さい。
2023春 丹沢フォーラム

〜多様な生命を育む 丹沢自然再生 取り組む現地を訪ねる〜
豊かな森を後世に繋ぐためにいまわたしたちに出来る事を

主催 NPO法人 丹沢自然保護協会
共催 丹沢の緑を育む集い、丹沢大山自然再生委員会
協賛 サントリーホールディングス株式会社
協力 神奈川県自然環境保全センター

令和5年5月28 日(日)にNPO 法人 丹沢自然保護協会の主催により「丹沢フォーラム」 が開催されました。今回は丹沢県有林内、堂平のスギ・ヒノキ人工林、ブナ林(標高900m〜1200m 余)を歩きながら、多様な生命を育む丹沢の自然再生への具体的な取り組みに触れ、豊かな森を保ち残していくため私たちにできることを考えてみました。
講師として神奈川県自然環境保全センターの永田氏(現 神奈川県緑政部自然環境保全課)と田村氏のお二人を迎え、各々の専門的な視点からお話をしていただきました。

まず堂平のスギ林(林齢110 年余、県有林最高齢人工林)を見ながら、その造林保育や間伐、針広混交林の経緯及び、23 年前に設置した植生保護柵を今日まで維持することによって成長してきた樹木や下草について、説明されました。
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スギ林の林床に生育するテンニンソウ
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保護柵内に生育する多様な樹木

更に上がって、ブナ林(一般者立入禁止)の林床植生をニホンジカの採食圧から保護する植生保護柵の設置について、水源税の開始と前後して積極的に行い、補修等の管理徹底など努力を積み上げてきた結果が現在のような植生回復に至っていることを、説明されました。
一方、自然に起こる変化のひとつとして、立枯れや幹折れ、倒木などによって林冠ギャップ(空間)が生じ、木が芽生えて生育すること、それが切株の上や倒れた根鉢の上であるとセーフサイト(動物等による採食から逃れる場所)になることなどの話もされました。
またこれらの話と並行して、シカの頭数低減のための「管理捕獲」によって植生保護柵外の植生回復にもある程度の効果が見られるが、奥山におけるシカ捕獲は難しく、植生回復には限界があること、そのため植生回復の目標が明確に設定しづらく、森林とシカとの共生をどう位置付けていくかが悩ましい問題であることを話されました。
今後どうしていけばよいのか、多くの人にもっと関心を持ってもらい、皆で考えていくことによって、少しずつ良い方向に進んでいくのではないでしょうか。
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ブナ林
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ブナの根返り倒木を見ながら

他に、(森林の)遷移、パイロット樹種の話、下層植生の変化やシカ不嗜好性植物、希少植物(神奈川県絶滅危惧種指定)の話、天然ヒノキの話や、ブナの豊作・凶作など種子量を調査するネット(漏斗状の物を設置)の話など、実物を目の前にしての説明がありました。
参加者の皆さんは、講師のお話をよく理解しようと都度いろいろ積極的に質問をされたり、また熱心に聞き入っておられました。
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シオジの大木
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オドリコテンナンショウ(県の絶滅危惧種)
最後に、NPO 法人丹沢自然保護協会の中村理事長から感想を述べていただきました。
丹沢フォーラムは、現場での豊富な経験に裏付けられたわかりやすいお話を聞きながら丹沢の自然について理解を深める、貴重なイベントです。興味を持たれた方、是非ご参加ください。
NPO 法人 丹沢自然保護協会

【発信】丹沢大山自然再生委員会事務局
第13回環境登山(パートT)
活動報告写真 日時/令和5年5月27日(土)
場所/丹沢 三ノ塔、二ノ塔
主催/神奈川県山岳連盟
後援/丹沢大山自然再生委員会
上記活動報告はこちらをご覧下さい。
県民参加の森林づくり4/20
活動報告写真 日時/令和5年4月20日(木)
場所/茅ヶ崎市芹沢(県立茅ヶ崎里山公園)
主催/公益財団法人かながわトラストみどり財団
後援/丹沢大山自然再生委員会
指導者/NPO法人かながわ森林 インストラクターの会
上記活動報告はこちらをご覧下さい。
令和5年度神ノ川流域 山開き
活動報告写真 日時/令和5年4月16日(日)
場所/相模原市緑区 折花神社
主催/NPO法人北丹沢山岳センター
共催/神の川ヒュッテ友の会
後援/丹沢大山自然再生委員会
上記活動報告はこちらをご覧下さい。
第47回コリドー(緑の回廊)を丹沢から
活動報告写真 日時/令和5年4月15日(土)
場所/菩提峠
主催/NPO法人丹沢自然保護協会
共催/丹沢の緑を育む集い、かながわトラストみどり財団、丹沢大山自然再生委員会
協力/秦野市菩提生産組合、秦野市森林組合、(公財)神奈川県公園協会、神奈川県自然環境保全センター
上記活動報告は「コリドー(みどりの回廊)を丹沢から」をご覧下さい。
「第67回(令和5年度)秦野丹沢まつり」にブース出展しました!
令和5年4月15日(土)・16日(日)の2日間、県立秦野戸川公園・市立西中学校周辺にて「第67回(令和5年度)秦野丹沢まつり」が開催されました。再生委員会は、16日(日)に県立秦野戸川公園の秦野ビジターセンター(パークセンター)前にブースを出展し、丹沢の自然や動物、自然再生の取組みなどの普及啓発を行いました。
「秦野丹沢まつり」についてはこちら

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ブースでは丹沢の四季や動物、自然再生の取組みについてパネルを使って説明しました。当日は「普段からよく登山をする」という方が多く、木製階段の効果を示したパネルを見て、オーバーユースで踏み固められた登山道に緑が回復していく様子に驚く方もいました。
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スタッフによるパネルの説明
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木製階段設置から5年後の登山道
また、日本クマネットワークからツキノワグマの毛皮や頭骨、足型などをお借りして、一緒に展示させていただきました。
たくさんの来場者が実物の毛皮に興味津々で、初めて見たという方も多く、実際に触って楽しんでいました。お子さんはツキノワグマの頭骨や糞の標本を見て驚いていました。
ツキノワグマの毛皮を触っていた方へ、首元にある三日月のような白い輪っかの模様が名前の由来であることをスタッフが説明すると、実際に模様を見て「本当だ!」「気が付かなかった」と感心していました。
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本物のツキノワグマの毛皮
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月の輪模様はどこにあるかな?
クマのエサ釣りクイズは、たくさんのお子さんにチャレンジしていただきました。 イメージ写真
ツキノワグマのクイズに挑戦!
丹沢の自然の大切さや自然再生の取組みをより多くの皆さまに伝えられるよう、今後も委員会として普及啓発を続けていきたいと思います。
ブースにお越しくださった皆さま、秦野ビジターセンター及びパークセンターの皆さま、出展にご協力いただいた会員の皆様、ありがとうございました。

【発信】丹沢大山自然再生委員会事務局



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