主催:みろく山の会
共催:神奈川県高校体育連盟登山専門部
丹沢大山自然再生委員会 |
今年で6回目になるみろく山の会が主催する高校生が取り組む「丹沢やまみち再生体験」が平成27年1月25日(日)に行われました。前日は晴れ予報だったにも関わらず曇空の寒い日だったので、当日も寒くなるのかと心配していましたが、雲一つない晴れになり少し動くと汗ばむくらいの暖かさで活動日和となりました。
当日は3つの高校から生徒38名、先生5名の合計43名が参加し、登山道大倉尾根線の一本松ベンチから50mほど先の箇所で、例年と同様に登山道のぬかるみ対策を行いました。 |
整備前状況 |
整備後状況 |
当初の高校生の参加予定人数が例年より少なかったため、午前中に登山者の迂回路を設置し、間伐材・丸太の運搬・設置を済ませました。11:30頃に高校生が合流し、1時間ほど作業を行いました。
高校生は設置した間伐材と丸太を木杭とかすがいで固定する作業と岩石運搬、運搬してきた岩石の敷設を行いました。予定よりも高校生の参加人数が多かったため、間伐材・丸太固定作業はみんなが体験できるように交代で行いました。木杭を打つためのかけやの使い方に苦戦していたようですが、やっているうちに段々とコツをつかんできたようでした。特に剣道部所属の男の子はとてもさまになっており、皆の歓声を浴びていました。 |
かすがいで丸太の固定作業 |
かけやで木杭の打ち込み作業 |
敷設する岩石は一般の登山者が一本松ベンチまで運搬した岩石を使いました。現場までの50mほどの距離を土嚢袋や一輪車を使って運搬しました。岩石が詰まった重い土嚢袋を、弱音も吐かずもくもくと何往復も運搬しており、忍耐力があるなぁと感心してしまいました。最後に敷設した岩石を歩きやすいようにハンマーで砕く作業を行いました。 |
岩石運搬作業 |
岩石敷設作業 |
作業直後は歩きにくいなどのクレームが多くくるようですが、今回のように一緒に体験してもらうことで理解が深まり、若い世代に登山道の問題に興味をもってもらうきっかけになれば良いのではないかと思います。
高校生のみなさん、お疲れ様でした。 |
作業後の記念写真 |
上記活動報告は、みろく山の会HPもご覧下さい。
【情報提供】丹沢大山自然再生委員会事務局 |